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なぜこんな場所にこんな凄腕が?稲田堤の海鮮居酒屋「ふらり」

プロローグ

南武線稲田堤駅の改札を出て踏切を渡る。
左手の路地に入るとやや広い通り。
しばらく進むといかにも場末のスナックが入ってそうな建物。


階段の入口に、店の名前とメニュー表。
勇気を出して階段を上り二階へ。

テーブル3、カウンター6の小さな店内。
マスターが一人、常連らしきおっちゃん達とおしゃべりしながら回しているようだ。
レトロな洋楽が静かに流れ、いかにも地元の居酒屋って感じ。

日本酒と海鮮料理がメインな模様。
日本酒は11種で、東北系が多い。

お店の情報
所在地神奈川県川崎市多摩区菅1-4-3 ソレイユ201
営業時間17:30~24:00
定休日水曜日
電話番号044-281-3070
ネット予約・サイト食べログ
テイクアウト、デリバリーなし
備考カード払い不可

実食


ま、選んだのは京都なんですけど。
京姫こんちきちん純米吟醸。
フルーティな米の甘い香り。
飲めばざらっとした口当たり、でも意外とキリっとシャープな米の甘さ。
そんな甘さが舌から鼻へぐいっと抜ける。
やや伸びる米の風味には軽いクセがあり。
明るくてちょっとお茶目な所もある、そんなお転婆娘のイメージが頭に浮かぶ。


お通しはかまぼこ、棒棒鶏、梅水晶。
かまぼこと棒棒鶏はまあ普通かな。
梅水晶はやや大きいサイズの歯ごたえある軟骨に、梅の酸味が強く効いてる。
お手製だろうか?


なかなか注文が決まらず、とりあえず頼んだのは居酒屋定番のたこ唐揚げ。
これをつまみながらゆっくり食べるものを考え・・・

・・・え?

なんだこれ。
めちゃめちゃうまい。
モン〇ローザ系のノリで口に入れたもんだからマジでビビった。
揚げたてなのはもちろんのこと、サクサクとした衣は使ってる油にも気遣いが感じられる。
そしてジューシー!ぷりっぷりのタコからたっぷりの水気とともに旨味が湧き出してくる。
ただモンじゃねーわこの店。


チーズ揚げ。
餃子の皮で揚げてるんだろうか?粉っぽい食感。
パリパリの衣を割ると、とろっとしたチーズが溶けだしてくる。


だし巻きオムレツ。
にゅるっと柔らかい食べごたえはダシがたっぷり使われてることを窺わせる。
ダシは魚介系の風味で、上にふりかけられたネギの青っぽさによく合う。
ほどよい塩気でそのままでもすいすい食べられるが、甘口の日本酒なんかにもよく合いそうだ。


イワシのたたき。
イワシ大好きなんすよ。
寿司ネタの中で一番好きでした。富山でブリ食うまでは。
それは置いといて。
この店のイワシはしっかり脂が乗りつつ、臭みがない。
しっとりとした旨味に、かるーく炙った香ばしさがついと添えられる。
下味付けているのか、そのままでもぱくぱく食える。
江戸前の仕事やで、こんなん・・・


たらちり。
注文してから随分かかるなーと思ったら、マスターが調理した完成品をテーブルに置いてくれるスタイル。
一口食べたらその拘りも納得。
たらの身はギリギリ生っぽさを残した火入れ。
この絶妙さは素人のカセットコンロじゃあ絶対に辿り着けない。
たらの旨味も染み出した汁は、昆布のダシがしっかりと土台を築いている。
にくらしいことに、そこへ柚子の香りを効かせて爽やかさも演出しちゃったりして!


たらちりの残り汁を使っての、しめ雑炊。
まったこれが、これがもうね!
卵の半生感が絶妙なんだわ!
いちいち何なん?火入れ神業すぎん?
米もちゃんと味がしみてるのに、粒が崩れずちゃんとした食感が残っている。

まとめ

いやー素晴らしかった。
立地とのギャップもあるだろうけど、ここまで印象に残る衝撃を受けたのはローストホース以来か?
稲田堤トップティアまである。
どころか、都心でも十二分に戦える品質と技術。
ここのマスター何者なんだ。絶対どっかの料亭とかで修業してたやろ。
しかも安いし。
ガチ応援したい店の1つ。


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