プロローグ
金沢駅直結！改札を出て少し探せば、オープンで明るい雰囲気のお店がすぐ見つかるはず。
テーブル8、カウンター6。
ビールのTAPは8。
| お店の情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 石川県金沢市木ノ新保町1-1-1 金沢駅2F |
| 営業時間 | 11:00～22:00 |
| 定休日 | 無し |
| 電話番号 | 076-208-4311 |
| ネット予約・サイト | 公式サイト |
| テイクアウト、デリバリー | 不明 |
| 備考 | – |
実食
まずは一杯、きまビール。
5%のホワイトエールで、スッとしたベルジャンの香りに小麦の軽やかさが乗る。
その香りのイメージ通り、ベルジャンの風味と非常に軽い小麦の風味が口に広がる。
そんな中で、山椒のスパイス感がピリッと走る。
風味のキレがありつつも、山椒の余韻が美しく繊細に伸びる。
九条ネギと塩麹の豚バラピザ。
バジルソースの風味に、シャリッとした九条ネギの心地よい食感。
けっこうカリッと焼けてる生地。
ピザ窯が見当たらないんだけど、窯でなくこの焼き加減を出してるのは凄い！
弾力ある豚バラは、噛むほどに塩麹の風味弾ける。
フィッシュアンドチップス。
ポテトはカリカリほくほくシューストリング。
ビール酵母を入れてるらしく、そのせいかポテトの香ばしさが強く感じる。
フィッシュは外がカリッカリ、中しっとり軽めのブラボーな火入れ。
塩気がやや強めだが、それがまたビールを進めてくれる。
ポテトと同様、こちらも非常に香ばしい。
添えられたタルタルはやや酸味があり、なめらかな口当たり。
なんか入れてるのか、後味に僅かなスパイス感。
さてこの店では以上なんだけど、富山駅からほど近いマリエとやまにも支店があり、そちらで飲み比べセットを飲みました。
ほんとは金沢店だけの紹介にしたいとこだが、どうしてもビールの紹介をしなければならぬ！！
飲み比べはシトラ、湯涌ゆずエール、加賀棒茶スタウト、能登塩セゾン。
シトラはシングルホップらしいわかりやすい味わい。
レモンのような酸味に柑橘ホップの苦み。
シトラ独特の、しっとりとした柑橘にちょいとクセのある香り。
こういうシンプルな作りほど技術力がはっきり分かるんだよね。
湯涌ゆずエールは明るい小麦の風味に、ピシッとしたゆずの酸味。
優しいながらもはっきりと存在感を伝えるゆずの抜け。
加賀棒茶スタウトは焙煎したお茶の風味が厚い。
ローストモルトの香ばしさをぐいっと押しのけるような棒茶の存・在・感☆
苦みはローストなんだけど、そこへさらっと上品なお茶の渋味。
抜けもお茶の印象が強い。
能登塩セゾンはねっとりとまとわりつくような口当たり。
だけど風味は軽やか。
抜けもライトなベルジャン。でもそこへけっこうしっかり目に塩気が来る。
この塩気がベルジャンの苦みをいい感じに和らげてくれる。
このブルワリーで飲んだ中では個人的一番。
まとめ
素晴らしい。何よりビールの出来がとても良い。
きちんと基本は抑えつつ、そこへやりすぎない程度に一捻り。
その一捻りに地元愛も感じられ、これぞクラフトビール！って感じよ。
金沢店ではフードも手を抜いた印象はなく、良い食材に良い調理ってな具合。
金沢来たらここはマストですよ！
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