プロローグ
武蔵新城駅からまっつぐ南下。
不意に右手へ見えてくる素朴な入口。
テーブル3、カウンター4の小ぢんまりとした店内。
日本酒が8、焼酎が10といったとこ。焼酎は芋メインかな。
海鮮料理が中心のメニューには食材の産地が書いてあり、拘りが感じられる。
お店の情報 | |
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所在地 | 神奈川県川崎市中原区新城5-6-2 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 日曜、祝日の月曜 |
電話番号 | 044-863-8738 |
ネット予約・サイト | 公式サイト |
テイクアウト、デリバリー | 不明 |
備考 | – |
実食
お通しは鯵の南蛮漬け。
引き締まった身にうっすらと膜を張った片栗粉の衣。
するするとした軽さに、爽やかな酸味が添えられたスープを吸った衣が食欲を刺激する。
一緒に飲んだのは、裏ロ万 純米吟醸。
うっすらと花の香り?かなり弱めでよくわからない。
口に含むととろり濃厚な口当たり。米の旨味が豊かだが、甘味はやや控えめ。
喉を過ぎると、直後にカッと焼けるような辛さと力強い苦みが追いかけてくる。
麹感のある抜け、余韻が伸びるもののキレは鋭く、いつまでも残ったりはしない。
カワハギ刺しの肝あえ。
とろけるような口当たりの身だが、ぎっちりとした歯ごたえも感じる。
肝のとろみが熟成したような風味の印象を与える。実際熟成してるのかは(・∀・)シラン!!
わさびもいい素材使ってるね。強い香りなのに辛さは控えめで、これだけで日本酒いけちゃいそう。
山菜の天ぷら盛り合わせ。
つゆと塩が置かれる。
つゆはしいたけベースだろうか?塩気控えめでクイッと飲めそうな塩梅。
油もいいの使ってんのかな、粘り気あるものの軽やかな衣。
添えられた大根おろしはだいぶ粗め。
非常にフレッシュでもう、これ単体でおいしい。
ふきのとうは食感と苦味がフレッシュ。
肉厚の中心部が、野菜とは思えぬ力強い噛みごたえ。
爽やかに抜ける苦みが口の中をさっぱりさせてくれる。
ぜんまいはジューシーで、わずかに筋のある食感。
ふきのとうより少し抑えた、奥ゆかしい苦味。
たけのこはみずみずしくコリコリとしている。
噛みしめると豊かな甘みが伸びる。
しばらくすると、香りがズドンと抜けていく。
圧倒的にたけのこがうまし。
こんぶおにぎり。
ふんわりとした握りで、よく空気を含んでる。
宮城県登米市産の米は香りがやや強い。
しっかりと立ってるもののやや水分多め。
耐久性を重視した結果だろうか?もちょいぱりっとした固めが好みではあるが。
こんぶはよくわからんが、自家製ではない・・・よな?
手前に映ってるのは香り高いわさび漬け。
ツーンとくるが辛さはそこまで伸びず、抜けがやや長い。
シメにはちょうどいいさっぱり感。
まとめ
全体的に、海鮮も野菜も食材の質は非常に高い。
味付けもちょうどいい感じでスキがないのだが・・・
ちと高いな。仕方がないとはいえ、値段以上の感動までは無かった。
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