富山

海の幸を地酒とともに!富山の寿司「寿司栄 掛尾店」

プロローグ

南富山駅からしばらく歩き、ちょうど大通りの交差点あたりに位置する店。


「SUSHIEI」とかアルファベットで書いてあり、いかにも外国人観光客狙いみたいな雰囲気を醸し出しているが・・・
安心してください、中は普通です。
寿司栄で有名なのは「酒なし、カウンター席のみ」の総曲輪店だが、ここ掛尾店は個室ありの酒あり。
日本酒5、ワイン6種ほど置いてあり、日本酒は富山の地酒が並ぶ。

お店の情報
所在地富山県富山市掛尾町285-1
営業時間11:30~15:00
17:00~22:00
定休日水曜日
電話番号076-492-3535
ネット予約・サイト公式サイト
テイクアウト、デリバリー不明
備考客席は二階、階段のみ

実食


おッ勝駒があるじゃーん!
県外にはなかなか流通せず、県内でも人気の高さゆえ遭遇率の低い銘柄。

というわけで勝駒大吟醸を、お通しのわさび菜とともに。
強いコメの甘みがしっとりと拡がる。
そこからすぐさま麹の苦味が押し寄せ、カッと弾けるアルコール感。
序盤の口当たりは濃厚でありつつ、後味はなんともドライ。
米の風味が鼻から抜けていくけど、ちょっとアルコール感が前のめり気味な気がする。
原酒ってわけでもないよなぁ?

わさび菜はほどよい塩気と出汁に、ふんわりとわさびの風味が乗っかって広がる。
少し間を置いてツンとした辛味が来るけど、従来のわさびのイメージからするとだいぶ控えめ。
濃厚な勝駒と合わせるには少し優しすぎるかも。


右上から反時計回りに、マグロ赤身、バイ貝、真鯵、穴子塩、ノドグロ。
まずは鮪赤身。
筋や臭みがなく、もちもちとした食感。
マグロの旨味がすうっと伸びていく。
固めに炊いたシャリは食べてる間に自然とほぐれる程度の握り感。
酸味も適度でなかなかのお点前!

次に真鯵。
添えられている生姜の風味を若干強くしすぎかも。
少し熟成させてる?ややとろっとした口当たりにアジの旨味が広がる。

穴子塩。
タレにするか迷ったけど、素材の質を感じたいのでこちらに。
ほろほろと崩れる柔らかい身を、軽く炙って香ばしくしている。
塩ちょっとだけ強いかな?もっと穴子の旨味を信じてあげてほしい(ぇ

バイ貝。
コリッコリの硬い食感、だがそれがいい!
また適度な切れ目が入れてあり、硬い食感ながらもほどよく噛み切れる良バランス。

ノドグロ。
これは食べたときびっくりした。
牛肉やん!
魚類とは思えない、凝縮された異次元の旨味。
多めに入った筋がまた牛肉のような歯ごたえを生む。
これは必食。


箸休めのガリ。
いい寿司屋はガリも美味いという。
ここのガリは最初はさっぱりした甘み。
生姜のしっかりした繊維感から、カラッと強めの辛味。
この辛味がなかなか強く、口の中すべてをリセットする勢い。
大人の味ですな、ワイはすっきやで。


生タコのお造り。
モニュモニュとした口当たりに、ところどころコリッとした食感。
水気たっぷりで新鮮さが伺える。
意外と早く身がほぐれ、ガムみたいにいつまでも噛むような煩わしさはない。
吸盤部分はコリコリ食感強め、こちらもすぐにほぐれる。
すぐに噛み切れるのは新鮮さによるものだろうか?


右上メイチダイ、その下の大トロ。ひとつ飛んでキジハタ。一番下の生うに。
メイチダイ。
とろっとした熟成感に、しっかりとした歯ごたえ。

キジハタ。
風味はメイチダイに近い。
メイチダイと比べ熟成感が軽い代わりに歯ごたえがかなり強く、筋張ったような食感。

大トロ。
あふれるオイル!
柔らかい肉質のところどころにある筋が、適度な噛みごたえを生んでいる。
噛むほどに旨味が増幅されるのだが、いやァだいぶ脂っこい。それがウリなんだけどさ。
その脂っぽさにより風味が長く持続。ちょんと乗ってるわさび程度では収まるはずもなく。

生うに。
クリーミーなんだけど、粒感はあまりない。
個人的にはもっとつぶつぶしてる感じのやつが好き。
よく分からないが、なぜか海苔の風味を引き出している。海苔うまい。

まとめ

さすが富山というべきか、ネタの質はどれも一級品。
握りも良いが、ところどころ味付けに惜しいものを感じる。
食材の力をもっと引き出せるはず!
系列の総曲輪店にも行ったことあるが、正直あちらの方が質、味付け、価格の店で優れていた。
代わりに酒とのペアリングを楽しめず、サッと食べてパッと立ち去るスタイルを強制されるわけだが。
数名でゆっくり酒を交わし談笑しながら、という使い方なら掛尾店で。

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