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みなぎる本場へのリスペクト!永福町のイタリアン「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」

プロローグ

永福町北口を降り、正面の通りから路地へ入るとすぐ。
いかにもな雰囲気満載の店構え。

開店前から予約客がずらりと並んでたから、少なくとも土日夜の飛び込み入店はムリ。
テーブル12のカウンター8。
グラスワインが赤白4種ずつあるのはライトユーザーに優しいね。
まあボトル頼むんだけど。
そのボトルは圧巻の63種!
さらにそれぞれ品種、生産者、生産地が書かれており、これにはメモ魔のおこじょもニッコリ。
イタリアのカンパーニャ州がお店のルーツらしく、その地域がラインナップメイン。

お店の情報
所在地東京都杉並区永福4丁目2-4
営業時間火~金 11:30~14:30、18:00~22:30
土・日・祝 11:30~15:00、17:30~22:30
定休日不定休
電話番号03-5930-0008
ネット予約・サイト公式サイト
テイクアウト、デリバリー不明
備考

実食


では早速イタリアの赤ワインをば。
マーラ2018。
ロンバルディア州のモンド・アンティコ生産。
品種はバルベーラ。
ブルーベリー、シナモン、スッとしたハーブティーの香り。
素直なベリーの甘み、渋みはそこそこにスパイシーなハーブの味わい。
抜けのハーブ感が強くキレがあり、ミディアムボディながら口当たり軽やか。
空気を含めると甘みと香りが強くなり、後味のスパイス感が増す。
花の蜜っぽい甘味も出てくるかも。


ミモレットチーズとタレッジョチーズ。
タレッジョチーズは塩気強く、しっとりとした独特のクセ。
ミモレットはドライで素直なコク。
添えられたレーズンはマーラの甘味をより引き出すのに一役買ってくれた。


魚介フリット盛り合わせ。
なんか魚、イカ、エビが入ってる。
衣がきめ細かく、優しい口当たり。
素材の新鮮さもオッと思ったんだけど、火入れが具合がまた良い!
塩加減も絶妙に食欲をそそる塩梅。
あとレモンがオレンジみたいにくっそ甘かったんだけど、イタリアのレモンてこんななの?


ピッツァビアンケッティ。
ビアンケッティは「しらす」って意味なんだって。
名前の冠する通り、しらすたっぷりでジューシー。
耳がカリカリふっくら、けっこうな高温で焼き上げてそう。
ブロッコリーのざらっとした口当たりに、からすみのコクが複雑な風味の層を作り出している。
ミニトマトもジューシーで甘い。甘いな!


カルボナーラ。
はいきたコレ本場っぽいアルデンテ!
慣れてない人には生煮えにも感じる、ちょっと芯残した感じ!
これ出してきた時点で自分にとっては良店の仲間入り。
カリッカリに香ばしいベーコン。
卵黄の濃さだろうか、ソースめちゃめちゃ濃厚。その割に不思議としょっぱくない。


自家製ソーセージとじゃがいものオーブン。
バサッと乗ったローズマリーの豊かな香り。
ソーセージは粗挽きで、ハーブの風味が強い。
もちもちした弾力のある歯ごたえ。
塩気はちょいと強めかも。
芋は外カリッカリ、中ホックホクで、芋の風味がぶわっと広がる。
これはい~い素材使ってますなぁ( ^ω^)


カンノーロ。
リコッタチーズとオレンジのクリームを生地でくるんだデザート?
ざらざらとした口当たりに、オレンジの甘ったるさ。
生地はクッキーみたいなカリッと食感。
めっちゃ甘い・・・この甘さも多分本場仕込だろうなぁ。


シメのビールにアントニアーナ。
柑橘系のさっぱりした香り。
ラガーにしては非常にフルーティな抜け。
柑橘系ホップ由来と思われる甘み。
シャープな苦味でキレがあり、後味にもラガー特有のオフフレーバーは感じられない。
単体で完成してるいいビール。
でもスイーツには絶望的に合わない(´;ω;`)


ビールとカンノーロが合わなさすぎたので追加の生ハム。
ねっとりとしつつもみずみずしい。
熟成期間はやや短めかな?
かなり薄く切ってあり、いい食感。
塩気もいい具合で、思わずワインの追加を頼みたくなっちゃう。

まとめ

素材よし、技術よし、センスよし、サービスよしのよしよし四天王。
置いてあるビールがエールかラガーか即答できなかったのはご愛嬌。
スタッフみんな若そうなのにとてもレベルが高い。
特にピッツァの焼き具合、パスタの茹で加減、ワインの詳しい説明がイタリアへの愛を強く感じましたね。
庶民が普段遣いできる価格帯よりはちょいと高めだけど、それを覆すだけの価値が十分にある。

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