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府中のフレンチ「バッカナリア」

京王線府中駅を出て数分。
とある建物の階段を登ると、その店のドアが現れる。
ドアを開けた途端に高級感あふれる空気が流れ込む。
初訪問ではないので分かってはいるのだが、サイフを握る手が思わず力んでしまう。

開放的なフロアの一角に着席し、フランスの赤ワイン「レ・タンヌ・オクシタン」を注文。
メルロー100%らしい。
カシスを思わせる甘酸っぱい香りに、穏やかなスパイス感が混じる。
香りからの期待を裏切らず、カシスの風味が静かに入ってきた後からスパイシーな辛味が弾け、同時にじわりと控えめな渋みが湧き出してくる。
シャープな酸味とカシスの香りが伸びやかに抜けていく。
なかなかバランスの良い味わい。


さてアミューズである。エビの・・・なんだったかな。マリネ?
バルサミコ酢に漬けているのだろうか、身を噛みしめるとじわっと旨味とともに軽やかな酸味が感じられる。
完全に白ワイン向けな味である。


お次はオリーブにチーズキッシュ。
添えられているのはパルミジャーノ。
イメージとしては、甘みのないチーズタルトケーキといったところだろうか。
しっとりとしたチーズの風味に、サクサクとしたタルト生地が小気味よい。
赤ワインに合わないこともないけど、個人的にはランビックと合わせてみたいなぁ。
無いけどねランビック。


メインを待つ間、箸休め的にフレンチフライ。
ソースはマヨネーズベースにトリュフ入ってる?良い香り。
フライ自身はあえてそうしてるのだろうか、ごくごく僅かに芯を残しており、それが食感に楽しみを生む。


そしてメイン。牛と夏野菜のグリル。
火の通りは完璧!パリッと焼いた表面にしっとりした内側。
口に入れるとじゅわっと肉汁が溢れ出し、溶けるようにほどけていく。
肉汁の脂がけっこうパンチあるが、添えられた西洋わさびがいい具合に取り持ってくれる。
夏野菜もみずみずしく、ほのかに甘みも感じさせる。

ドキドキしながら会計。

「6000円」
えっ。

いや安いのは知ってるんだけどね。
知っててもやっぱり「計算間違ってね?」って思わせる破格の安さ。

まとめ

食材の質、調理の技術、価格、店の雰囲気やサービス。
どれをとっても文句無し。
加えて駅チカでそんなに混んでないってんだから控えめに言って最高では。
最高すぎて潰れないか心配になるおこじょであった。


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